概要: このチュートリアルでは、SQLの FLOOR()
関数を使用して、指定された数値以下の最大の整数を返す方法を学びます。
FLOOR()
関数を使用すると、指定された数値以下の最大の整数を返すことができます。
FLOOR()
関数の構文は次のとおりです。
FLOOR(numeric_expression)
Code language: SQL (Structured Query Language) (sql)
この構文では、FLOOR() 関数はリテラル数値、または数値に評価される数値式を受け入れます。引数は、正確な数値型または浮動小数点型であり、戻り値の数値の型を決定します。
次の図は、FLOOR()
関数を示しています。

SQL FLOOR() 関数の例
FLOOR()
関数の動作を理解するために、以下の例を見てください。
正の数に対するSQL FLOOR()関数の使用
次の例では、正の数に対して FLOOR()
関数を使用しています。
SELECT FLOOR(10.68);
Code language: SQL (Structured Query Language) (sql)
戻り値は10です。これは10.68以下の最大の整数であるためです。

負の数に対する FLOOR() 関数の使用
次の例では、負の数に対して FLOOR()
関数を使用しています。
SELECT FLOOR(-10.68);
Code language: SQL (Structured Query Language) (sql)
この例では、-10.68以下の最大の整数は-11であるため、FLOOR()
関数は-11を返しました。

クエリでの FLOOR() 関数の使用
デモンストレーションのために、サンプルデータベースからemployees
テーブルとdepartments
テーブルを使用します。

次のステートメントは、各部門の従業員の平均給与を求めます。FLOOR()
関数を使用して、平均給与を整数で取得します。
SELECT
department_name,
FLOOR(AVG(salary)) average_salary
FROM
employees e
INNER JOIN
departments d ON d.department_id = e.department_id
GROUP BY
e.department_id
ORDER BY
department_name;
Code language: SQL (Structured Query Language) (sql)
出力は次のとおりです。

このチュートリアルでは、SQL の FLOOR()
関数と、それを使用して指定された数値以下の最大の整数を求める方法について学びました。
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